2026/09/05 15:55
STILL MAD ROAM、もうひとつの章
季節が変わる瞬間は
いつも静かにやってくる。

空気の匂いが変わり
水辺に差す光の角度は少しずつズレながら
足元を流れる水は、その季節に合わせるかの様、表情を変える。
誰かが教えてくれるわけでもない。
過剰に溢れる情報から得られるものでもない。
時間をかけ、自らの感覚で捉えるものだ。
魚を釣る面白さは、イコール結果ではない。
それの本質、本当の面白さや心揺さぶられるものは
その手前にある膨大な"分からなさ"だ。
天候、水位、地形、植物、昆虫、ベイト、そこに生きるものたちすべて-
フィールドはいつも
なにかを語りかけてくる。

写真に残る記録と、心に残る記憶の濃さは
必ずしも一致しない。
すべては、その"分からなさ"と、どう向き合うか。
STILL MAD ROAMのなかに
ひとつの章をつくろうと思う。
PURE FLOW CHAPTER
川そのものと向き合う章。
この川と、ここにいる生き物たちと。
大きなことを掲げるつもりはないし
特別なにかできるわけでもない。
ただ、これからも
立ち続けたい、夢中でいたい
そう思えるフィールドであってほしい。
その想いを、少しだけ行動に。
- LATRAX PROJECT -
流れに潜むものたちとのフィールドスタディ。
川を歩き、流れを読み、季節を感じる。
川鱸、清流鱸を通して"そのものの流れ"を探る物語だ。

偶然なのか、必然なのか。
答えなのか、それすら分からない。
知るほどに、まだ知らない。
だからまた、川へ向かう。
鱸を探すことは、川を知ること。
川を知ることは、その土地や季節を知ること。
答えも、完成もない。
でも、だからこそ-
また、流れの中へ。
